CASLシミュレータ

ジャン先生から「CASLシミュレータ」のお勧めは?とトラックバックを頂戴しましたが、実はまだCASLの勉強に取り掛かれていません(^^ゞ 
ちょうどよい機会ですので今日からCASLの勉強を始めることにして、早速いくつかのシミュレータを試してみました。とりあえず、ざっと使ってみた感想を書いてみます。
Windowsベースで動くものは、それほど大きな差はないような気がしますので、いろいろ使ってみて、お好みのものを選べばよいのではないでしょうか。

CASLIIシミュレータ(情報処理技術者試験センターが提供しているもの)

  http://www.jitec.jp/casl2/casl2dl_001.html

このシミュレータはJavaアプリです。そのため、Javaのインストールや環境設定(クラスパスの設定など)が必要になります。PDFファイルでマニュアルがついていますが、必要最低限の事項しか説明されていません。
DOSベースでコマンドを実行するため、ある程度の知識がある方でないと動かすのが難しいのでは?と感じました。

CASL2する? (フリーソフト

  http://www.vector.co.jp/soft/win95/prog/se166882.html

「CASL2する?」の特徴は、Excelでプログラムが入力できるという点にあります。
ExcelのシートのA列にラベル、B列に命令、C列にオペランド、D列にコメントを書き、「CASL2する?」に簡単に取り込めるようになっています。
1つの画面で、CPU内部の各種レジスタソースコード、メモリ領域、JISコードなどが一覧できます。マニュアルはテキストファイルのレジュメのみですが、使用方法が簡単なのでそれで十分という感じです。
複数のプログラムをリンクする機能はないようですが、メインプログラムと副プログラムを続けて入力すれば実行できるようです。

WCASL-II(フリーソフト

  http://www.ics.teikyo-u.ac.jp/wcasl2/

「WCASL-II」の特徴は、CASLシミュレート画面(「CASL2する?」と同様の項目を表示)とCOMETシミュレート画面(1つの命令が実行される過程(命令取り出し→命令解読→アドレス生成→命令実行」)をビジュアル表示)があることです。こちらは、複数のプログラムをリンクして実行することができます。
Web上に丁寧なマニュアルが用意されており、なかなか使いやすいと思います。

「Rook」

  http://ww3.tiki.ne.jp/~tno2/tools/rook.htm

こちらは、Webサイト上でCASLIIの文法確認、アセンブル、実行が可能です。インストールする必要がなく気軽に試せます。
学習室のコーナーもあり、コンテンツが充実しています。
トップページはこちら→http://ww3.tiki.ne.jp/~tno2/