普段から意識していること

誰かと話すとき、または文章を書くときに、必ず意識していることが2つあります。
ひとつは「すいません」という言葉をなるべく使わないこと、もうひとつは なるべく自分を主語にして話すことです。
ふと思い出したので、簡単にまとめてみます。

「すいません」という言葉をなるべく使わない

「すいません を ありがとう に言い換えたほうがいいよ」

中学生のころ、学校の英語の先生にこうアドバイスされたことがあります。
その先生は、日本人の学生とアメリカからの留学生に対して、肩のごみを取ってあげるふりをして反応を試したことがあるそうです。

日本の学生の多くは「すいません」、アメリカの留学生は「ありがとうございます」と反応するとのこと。
「すいません」と言われたほうは、相手に対して何か悪いことをしたような気持ちになる(本来は何か謝るときに使う言葉だから)。
「ありがとうございます」は、あなたの好意に感謝していますよ!という気持ちがストレートに伝わるということのようです。

なるほどなぁと思ったので、それ以来、自分が悪いことをして謝るとき以外は「すいません」を言わないようにしています。

なるべく自分を主語にして話す

これは、人間関係やコミュニケーションについて書かれた本には、必ずといっていいほど書いてあることですね。
特に他人の悪口を言いたいときに使うと、相手や聞いている人に不快感を与えることなく、自分の気持ちを伝えられるので便利だなと思っています。
例えば、
「○○さんは理不尽なことばかり言って ひどい人だ!」ではなく、
「○○さんに理不尽なことばかり言われて、(私は)悲しかった。」
と言い換えるということです。


相手や第三者を主語にすると、自分は悪くない、全面的に相手が悪いというニュアンスがどうしても出てしまいます。
それが事実だったとしても、相手は責められているような気持ちになり、素直に耳を傾けられなくなる可能性もあるんじゃないかなと思います。
自分の考えや発言に責任を持つという意味でも、私は自分を主語にした話し方をなるべくするように心がけています。(なかなか難しいですが・・・)