女性がオニババ化?
「オニババ化する女たち 女性の身体性を取り戻す (光文社新書)」
インパクトのあるタイトルですが、女性のからだの機能を抑えつけて使わないようにしていると、その弊害が出てきて、きつくて怖いおばあちゃん(オニババ?)になるぞ!と警告している本です。
正直、耳の痛い話もたくさん書かれていますが、国によって月経や出産の考え方がずいぶん違うものなのだなぁと興味深く読めました。
日本では、月経はイヤなもの、来てほしくないものという感覚ですが、北部アメリカのインディアンは、「月経のたびに女は生まれ変わる」という考え方だそうです。こういう発想もあるのですね。
日々を生きていくことは、ときおりそれだけでとてもつらいこともあります。
何があっても、毎月、月経ごとに、全部流していけるよ、生まれ変わることができるよ、という考え方は、次の世代へのやさしさに満ちていると思います。
オニババ化する女たち 女性の身体性を取り戻す (光文社新書)
- 作者: 三砂ちづる
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2004/09/18
- メディア: 新書
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