脳の本質に即した生きるためのヒント

「「脳」整理法 (ちくま新書)」

この本は、私にとって予備知識のない次のようなキーワードが頻繁に出てくるせいか、とっつきにくかったです。

• 世界知（世界がどのように成り立っているか）
• 生活知（私たち一人ひとりがいかに生きるべきか）
• 偶有性（半ば偶然に起こり、半ば必然に起こること）
• セレンディピティ（幸運の偶然に出会う能力）

途中からは、言葉にも慣れてきたので、だいぶ読みやすくなってきました。
結局は、何が起こるかわからない偶有性に満ちた世界で生き抜いていくためには、次の能力が必要だと言いたいのかなと感じました。

• 自分にとってコントロール可能なこと、コントロール不可能なことを区別する。
• 具体的に行動し、偶然の出会いに気づき、その体験を受け入れる（受容する）ことにより、偶然を必然にする「セレンディピティ」能力を高める。
• 不確実な状況に直面しても、すべてをコントロールすることは不可能であることを認容した上で果敢にチャレンジし、その成功体験を通じて、脳の回路を強化していく。

「脳」整理法 (ちくま新書)