アウトプットでしか人は変えられない
「社長のための人材錬金術 ダメな奴でも「たたいて」使え!~ゴトー式 人の使い方・活かし方」
優秀な人材を集めにくい業界や中小企業の社長向けの人材育成術が書かれた本です。
人を指導する立場にある人、部下のやる気を引き出したいという人にも、十分役立つ内容だと思います。
- 敬語やマナーなどの形式をまず整える
→防御力が身につく - 本人がアウトプットしない限り、絶対に変わらない
→外部からいくらインプットしてもダメ - モチベーションを高めるには成功体験を積ませる
→段階を踏んで達成可能な目標設定が重要
社長のための人材錬金術 ダメな奴でも「たたいて」使え!~ゴトー式 人の使い方・活かし方
- 作者: 後藤芳徳
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2005/10/04
- メディア: 単行本
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良い人材の条件
- 元気を伝染させるパワーがある
- 逆にネガティブなアウトプットが多い人間は、周囲から元気を奪うだけでなく今後もますますネガティブな人間になる可能性が高いので、絶対に入社を阻止すべきです。
- 努力やプロセスではなく結果にこだわる
- 受験にしろ、スポーツにしろ、資格試験にしろ、自分の思惑とは関係なく、「自分がした努力の結果」を他人によって評価され、それが「自分の実力」だと思い知らされる経験を持っていれば「結果」の大切さを身をもって知っています。
- 着手が早く行動量が多い
- 逆に言えば、どんなに立派なことを言っても着手が遅く行動量の少ない人間は、信用・信頼に足る人間ではありません。
こんな人間には気をつけろ
- 要求から始める人間
- 結果を出す人間は、自分が行う仕事でさえも、評価の権限を持っている人間から確認されたときに「目立つような働き方ができなければ負けだ」という自覚があります。
- 何もしていないうちから、先に評価だけくれと言い出す時点で、あまりにも立場をわきまえておらず、状況認識ができない危険人物だとわかります。
- やる前から逃げ道を用意する人間
- 自己評価と他人からの評価のギャップに対して向き合おうとせず、自分勝手な逃げ道を用意するような人間を変えようとしないでください。
きっと彼は変わらないと思います。だから、かかわらないのが一番です。- 小さいことを大切にしない人間
- 小さいことから逃げてズルして近道を進もうとする人間は、油断や慢心が多いんですね。だから自己責任で物を考えません。
その人間の今までの人生が失敗に満ちたものであっても「自分のせいではない、運が悪かっただけ」と考える傾向が強いのです。