ゆっくり力

「ゆっくり力」ですべてがうまくいく

本書はゆっくりと物事を進めることも、豊かな人生を送るためには必要であるということを説いたエッセイ集です。
ゆっくり力というのは、だらだらやるということではなく、できることは先送りせずにテキパキこなし、その空いた時間をゆっくり過ごそうという考え方。
確かに、やるべきことから逃げ、ぎりぎりになってからやろうとするから、結局は急いで、かつ、慌てなくてはいけないことになるわけですね。
他の人から見たら、のんびり・ゆったりしているようにしか見えないけれど、やるべきことはしっかりやって成果を出す、そんな生き方を目指したいなぁと感じました。
そのためには、他人に流されない、確固たる自分を確立することが必要ですね。

開き直ってこそ、自分の人生に責任を持とうという気持ちになれる。これができないうちは、結局、あの人がああいったから・・・とくよくよし、この人がこうしたから・・・と恨みがましいことで頭の中がいっぱいになり、自分の「うまくいかない人生」を、あの人に責任転嫁して「心の安定」をはかろうとする。こういう人こそ、「自分というもの」に対して「無責任な人」である。

「ゆっくり力」ですべてがうまくいく

「ゆっくり力」ですべてがうまくいく