商いの心得

江戸秘伝 職養道のすすめ (講談社+α新書)

職養道とは、江戸時代に年季明けで独立していく職人たちに、師や親方が授けた職業上の心得のこと。
特に人と接する仕事をするときに、本書の「職養道」の知識が役立ちそうだなと感じました。
全部で20条の職養道が紹介されていますが、印象に残ったのは下記の6つです。

  • 同業者の悪口は言うなかれ
  • 一切の弁解をするなかれ
  • 嘘はついてもだますなかれ
  • 地元の人に可愛がられるべし
  • 勤勉だけでは数字は上がらない
  • 天にかなう陽気を心がけよ

たとえ嘘はついても、騙すようなことをしなければ、信用を失うことはないということですね。

江戸秘伝 職養道のすすめ (講談社+α新書)

江戸秘伝 職養道のすすめ (講談社+α新書)