体育が得意になるコツ

日本で一番わかりやすい体育の本 かけっこが速くなる! 逆あがりができる!

新聞広告で見かけて気になっていた本なので、図書館から借りてきました。
この本が気になっていた理由は次の通り。
私は、小・中・高と体育の成績はずっと2か3という感じだったので、体育の時間は大嫌いでした。
でも、大学のときの体育(アイススケート)では、最初はまったく滑れない状態だったのが、1週間後には一定レベル以上できるようになっていました。
この経験から、私が体育が苦手だったのは自分の運動神経のせいというよりも、先生の指導方法が的確ではなかったからでは?という疑問を持ち始めました。
スケートを教えてくれた先生方*1の指導が、生徒のレベルに合わせた段階を追った練習法で、すごくわかりやすかったので・・・。


この本も、思っていた通り、各種目をいくつかのステップに分解し、少しずつコツをマスターしていくという方法になっていました。
でも、この本を読んで一番驚いたのは、いまどきは逆上がりや前転・後転等もできない子どもが多いということ。
(このくらいは、運動に苦手意識がある私でも、当たり前にできていたことなので・・・。)


最後に、運動を指導するとき以外にも役立ちそうなコツとカンが紹介されていたので、引用しておきます。

ここをおさえる。動きの伝え方のコツとカン

  1. 1つの動きを10個の言い方で
  2. よい動きと悪い動きを
  3. マネて学ぶ
  4. 動きをオーバーに


イジケさせない、投げださせない。教え方のコツとカン

  1. 3つほめて、1つしかる
  2. 視線が不安を和らげる
  3. 指摘はせずに微笑む
  4. 1つできたら一緒に喜ぶ


手を変える、品を変える。飽きさせないコツとカン

  1. 場所を変える
  2. 道具を変える
  3. 種目を変える
  4. ごほうび大作戦

*1:このときの先生方は、元オリンピック選手だったり、そのような選手を輩出しているコーチだったりします。