明治乳業のヒット商品開発の秘密

逆さまの成果主義

タイトルに惹かれて、図書館で借りてきました。
図書館の本には帯がついていないので、読んでみて初めて明治乳業にスポットを当てた本であることに気付きました。
本書には、「明治おいしい牛乳」「明治プロビオヨーグルトLG21」「明治粉ミルク」「ヴァーム」等の商品がいかにして生まれたのか、安心を届けるためのバックヤードや積極的な設備投資への考え方などが書かれています。
明治乳業は、乳製品の会社という印象が強く、勝手に保守的なイメージを持っていました。でも、実際には、かなり戦略的に他分野の商品を開発しており、新しいターゲット掘り起こしにも積極的な会社というイメージに変わりました。
最後に社長のインタビューが載っていますが、次の言葉が印象に残りました。

この会社ではチャレンジして失敗しても「ダメな奴」という烙印は押さない、ということです。
一回目の失敗は「課題を認識して一歩前進」、二回目の失敗は「問題点の再発見」であると。
ただし、同じような失敗を三回繰り返すのは、「進歩しない人材だとみなされますよ」と言っています。

逆さまの成果主義

逆さまの成果主義