直感の力
「第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい」
直感的なひらめき「第一感」について、さまざまな事例と共に、その効果と危険性を紹介した本。
なぜ、検討に検討を重ねて得た結論よりも、直感的に判断した内容のほうが正しいことが多いのか、本書を読んで理解できました。
特におもしろいと感じた事例は、夫婦喧嘩を15分撮影したビデオを見ただけで、その夫婦の15年後をほぼ正確に判断できるという話。
4つの感情(防衛、はぐらかし、批判、軽蔑(特に軽蔑が最も重要))が、ちょっとした素振り(表情や会話など)に表れていれば、それは2人がうまくいっていないサインになるとのこと。確かに、そのとおりかも・・・。
<自分用のメモ>
- 人の見た目や職業などに惑わされない。正しい判断ができなくなる。
- 優れた判断をするには情報の節約(情報の編集能力)が不可欠。
情報が多すぎると瞬時の判断力が鈍る。
ただし、情報の編集能力を養うために、詳細な情報収集と分析作業が必要。 - 直感で判断した理由を的確な言葉で説明するのは難しい。
理由を言葉で説明しようとすると、本当の好みをその理由にあわせてしまう傾向がある。
- 作者: マルコム・グラッドウェル,沢田博,阿部尚美
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/02/23
- メディア: 単行本
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