大村あつし氏の経験論

人生は数式で考えるとうまくいく

昨年、大村氏が創業したはずの会社の代表取締役を退任したことを知り、何があったのかが気になっていました。
その後、彼が発行するメルマガを読み、最近になってようやく何故退任に至ったのかという理由がわかったうえで、この本を読みました。
以前から、大村氏の仕事に関する考え方や志向には共感できる点が多かったということもあり、この本も非常に読みやすかったです。
大村氏は仕事において様々な苦難を経験されていますが、実際の体験から得た気づきというのは説得力がありますね。
今は図書館から借りて読んでいますが、定期的に借りて再読したいと思いました。

特に印象に残ったフレーズを引用しておきます。

怒るという行為は、誰かに投げつけるために直火にかけた石を握るようなものです。火傷するのは自分です。
(中略)
大切なことは、それを誰かに投げつけることでも、ましてや握りつづけることでもありません。
大火傷を負う前に、その石を捨てることが肝要なのです。

「夢」は想像で楽しむもの。つかめなくても笑い話ですまされます。
「目標」はその達成のために努力するもの。本来は達成できるもの。道半ばで放棄したら軽蔑される危険性もありますが、それでも「嘘つき」ではありません。
そして、「約束」は必ず守るもの。守らなければ「嘘つき」です。

過去と他人は変えられない。しかし、未来と自分は変えられる。

人生は数式で考えるとうまくいく

人生は数式で考えるとうまくいく